情報発信研修会開催しました

長岡市担い手育成総合支援協議会主催

情報発信研修会

インターネットクラウドサービスの活用

日時:2014年7月25,28,29 19:00~21:30

場所:まちなかキャンパス 501

クラウドサービスのJimdoを使用して、農業従事者の方が経営に役立てるホームページを作成し、情報発信するためのセミナーを開催致しました。クラウドサービスはますますリッチクライアントとなってきており、JimdoもあたかもクライアントアプリのようなUIです。

この時期、枝豆の収穫に追われる農家さんが、疲れを癒やす暇もなく3日間勉強をされました。新規に農業法人を創業させた方も、「なんとか自分たちの新商品を作り出していきたい。ホームページはそのために絶対に必要な手段なんです。」と言われていました。

まちなかキャンパスは長岡市の施設では大変素晴らしい施設ですが、無料で使えるWifiのFreeSpotはかなり回線は細く、電波状態も弱いため、このようなリッチクライアントを大勢で使用するには厳しい環境でした。3日目は私のスマホとWiFiルーターを動員して分散利用したため、比較的問題なく終了させることが出来ました。FreeSpotにはもう少し機能を充実させてもらいたいですね。

RFIDを使用した避難所における受付実証実験とRFIDの利用価値について

2015年9月6日(日) 長岡市青葉台3丁目自主防災会の避難訓練後に、避難所における受付をRFIDタグとリーダーを使用して効率的に行う実証実験を行いました。開発は長岡アイティ事業協同組合有限会社ワタナベプランと共同で無償開発いたしました。

青葉台3丁目町内会長とRFIDリーダー
青葉台3丁目町内会長とRFIDリーダー

机の上の縦長の白い機械がRFIDリーダーライターです。これは東北システムズ・サポート社製のUHF帯RFIDハンディリーダライタ DOTR-910Jです。今回はAndroid端末用の機械としましたので、後方においてあるAndroidスマホとBlueTooth接続して使用しています。

RFIDタグの名札
RFIDタグの名札

これがRFIDタグを貼り付けた名札です。今回は仮名の住民台帳から名刺用紙に名札印刷し、ロール状になっているRFIDを貼り付け、ラミネート加工しカードフォルダーに入れたものと、ビブスに取り付けたものを使用しました。

このRFIDはアンテナ部分も大きく読み取り精度は非常にいいようです。

リーダーの前を通過するだけで受付
リーダーの前を通過するだけで受付

中学生も参加してタグの読取り実証実験を行っています。
NHKも取材に来られ放映されました。

実証実験では100人の受付が皆さんへの説明をしながらでも5分で終了。説明ではモニターやパソコンを使用していますが、受付自体はスマホとリーダーがあれば可能です。

ライフラインの停止した夜間などでも十分に活用できることが実証されました。

この実証実験は国立研究開発法人防災科学技術研究所「イノベーションハブ構築支援事業FS採択」の実験プランで採用され現在実験プランを開発中です。*注「防災イノベーションハブ事業」はJST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)のイノベーションハブ構築支援事業において、平成27年度FS課題として選定していた課題から、平成28年度本採択課題とされました。

ユニクロで商品にRFIDを取り付け、試着の管理やレジ精算にまで利活用することになりましたが、今回の実証実験でいろいろと応用できることがわかりました。今回使用したリーダーライターは出力が250mWの特定小電力型ですが、920MHz帯を使用したタイプで、回りこみもあるので特に室内では読み取り感度が高いです。室内試験では7mくらいまで読み取れました。実証実験は屋外でしたが、だいたい1mくらい離れたところを通過してもらうようにしていましたが、5mくらい離れたところから読み取り始めていました。

職員の入退室管理などでも利用できるでしょう。通常はNFCなどを使用していますので、両手がふさがっている場合などリーダーにタッチさせる必要もあって不便ですが、これであればそのまま通過できます。Androidタブレットなどは非常に安価に購入でいますので、在庫管理や生産管理などでもこれまでの専用端末を使用したバーコード読み取りと比べると導入コストを抑えることが出来るでしょう。

施設でのお年寄りの見守りや児童館でのお子さまの入退室管理など広く応用できると思います。

原発はどこ? スマホアプリ制作 暫定公開中

原子力災害発生時の避難計画は遅々として進んでいません。

とりあえず小さなお子様と若い人たちにはまずは30Km以上離れたところに避難してもらうのが一番です。

そこで「原発はどこ?」というスマホアプリを制作しました。

原発はどこ? Ver1.1.1
原発はどこ? Ver1.1.1

アプリを起動すると、まずは22登録してある原発施設から最寄りの原発からの方向と距離が表示され、GoogleMapに表示します。当該原発から半径5km以内は黄色い円、30km以内は赤い円が表示されます。

暫定的にAndroidアプリのパッケージを下記よりダウンロードできるようにしました。お使いになったご感想をお願いします。

なお、気象予報士の方に相談していますが、ここに風の情報なども掲載したいと発展形を考えています。

ダウンロードはこちらから

ダウンロードは コチラ から

更新履歴:2016/03/29  常時GPS監視をして現在地を追跡するように変更(バッテリーは食います)

更新履歴:2016/03/16  UI変更

IoT 試作品開発

長岡市ものづくり未来支援補助金を活用した「IoTによる独居老人見守りシステム」を開発中です。

見守り対象者宅に複数の見守りセンサーを設置し、その生活環境と生体反応から見守りチームに警報をPush通信できるシステムです。筐体デザインは長岡造形大学に依頼し、産学での共同開発となっております。9/15、センサー部分担当者と長岡造形大学土田教授にお会いし3Dプリンターで制作した試作筐体を見せていただきました。(2016-9-16 追加)

また、長岡造形大学プロダクトデザイン学科土田知也教授)のIoT授業で発表された、27名の学生のIoTアイデアの中から12作品を長岡技術科学大学情報・経営システム工学過程湯川高志教授)との合同授業に持ち込み、両学の学生で検討の結果、一作品の試作を決定。デザイン・筐体試作は長岡造形大学プロダクトデザイン学科、センサー・スマホアプリは長岡技術科学大学情報・経営システム工学過程、システム設計・API・Webアプリ開発は当社で現在開発中です。

2つの試作品は10月1日に長岡市で開催される、「オープンソースカンファレンス2016 Nagaoka」にて発表会を開催いたします。この発表会は長岡IoT推進協議会の例会も兼ねております。オープンソースカンファレンスの事前受付はコチラからお願いします。当日会場であるまちなかキャンパス長岡5F交流ルームにて、地元酒屋の厳選した日本酒をたっぷり用意した(ビールも用意)懇親会も開催します。予約申し込みはコチラからお願いします。

気象災害軽減イノベーションハブ事業に参画

昨年制作した災害時の安否確認システムが、国立研究開発法人防災科学技術研究所(以下防災科研)の防災イノベーションハブ事業で実証実験に選ばれ、高度なセキュリティ対策や一時避難場所での安否確認機能などを追加しています。

このシステムは、長岡市青葉台3丁目町内会で2015年9月に実証実験が行われ、2016年から正式に本番運用が開始されています。2015年9月の実証実験の様子はNHKでも放映され、「首都圏防災ナビ」というサイトで「第27回 安否確認はIT技術の活用で」として紹介されています。また、同じくNHKの「MIRAIMAGINE」というサイトでも「ICタグで安否確認 自主防災組織の取り組み」としても紹介されています。

この安否確認システムでは住民にRFIDタグの埋め込まれた名札を配布し(青葉台3丁目では2016年8月に全戸全登録住民に配布)、避難所での受付をRFIDリーダーで短時間に完了できるところがクロースアップされています。実際に2016年9月4日の避難訓練では、避難先の青葉台中学校で265名のチェックインを5分程度で完了させました。

しかし、このシステムの肝は「災害時に安否未確認者を短時間に把握することができる」という部分です。

安否未確認者の把握
安否未確認者の把握

全住民の情報が把握できている場合に限り、安否確認者を入力することで、安否未確認者を捕捉することが出来ます。地震災害などのようになんの前触れもなく突然被災するような災害では、まずは一時避難場所で短時間のうちに安否未確認者を捕捉し救護活動を行うことで人命を救うことが出来ます。

また地震災害で避難所に避難する場合は、ライフラインは完全に途絶します。しかしながら避難所では避難者名簿を作成する必要があります。これを夜間ほとんど灯りのないところで作成、転記することは無理です。しかもそれをFAXかメールで本部に送信することになっていますがFAXは動作しません。

世帯ごとに記入する避難者名簿
世帯ごとに記入する避難者名簿

この避難者名簿に転記・集計
この避難者名簿に転記・集計

これをRFIDによるチェックイン機能は簡単に実現します。

安否確認システムによる避難者名簿
安否確認システムによる避難者名簿

安否未確認者の捕捉
安否未確認者の捕捉

防災科研は本年度、国立研究開発法人科学技術推進機構(JST)が実施する「イノベーションハブ構築支援事業」で「「攻め」の防災に向けた気象災害の能動的軽減を実現するイノベーションハブ」として本採択され、「気象災害軽減イノベーションセンター」を設立しました。これに伴い防災科研長岡雪氷防災研究センターのある長岡を中心とした地域での取り組みを実現すべく長岡サテライトが活動をしており、弊社もその一員として参画しております。

2016年9月23日に「気象災害軽減イノベーションセンター長岡サテライトキックオフシンポジウム」が、長岡震災アーカイブセンター「きおくみらい」にて開催されます。多数のご参加をお願い致します。私も長岡IoT推進協議会の活動報告を行います。

気象災害軽減イノベーションセンター長岡サテライトキックオフシンポジウム

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